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一般社団法人 嚥下トレーニング協会 一般社団法人 嚥下トレーニング協会

のど上げ体操

のど上げ体操

のど上げ体操は、反射的におこなってきた「飲み込み(嚥下)」を意識的におこない、飲み込む力を
強化する訓練です。ひとは、のどを上に動かして飲み込んでいます。ですから、のどを実際に動かして、
のどの動きを改善させることが、飲み込み力を改善させる最も効率的な訓練になります。
のど上げ体操では、飲み込み動作を理解し、のどを強く大きく動かす訓練を行います。

  • のど上げ体操

    嚥下障害は予防が大切

    のど上げ体操は、自らで理解し訓練できる健常者を対象にした嚥下障害の予防訓練として考案されました。
    老化によって飲み込み力が弱くなると、そこから改善させることは難しく、
    食事の支援を行うだけにとどまることがほとんどです。それゆえ、理解力や体力が十分なうちに、予防訓練をはじめることが大切になるのです。

    これまでの予防訓練とのちがい

    パタカラ発声やおでこ体操など従来の予防訓練のほとんどは、飲み込む訓練が含まれていないため、直接的に飲み込み力を高めることはできません。のど上げ体操の習得には、理解力と練習が必要ですが、飲み込んで訓練するため、効果を実感できます。

    のど上げ体操

のど上げ体操の流れ

「のど上げ体操」では、嚥下の仕組みを理解することから始め、
力を入れて飲み込めるよう練習し、余裕をもって飲み込める「のど」になるまで、
のどの力を高めます。この手順で、しっかりと飲み込める「のど」を作っていきます。

  • Step 1

    飲み込み動作を理解する

    嚥下は動作です。動作をスムーズにするため、飲み込む時に
    体のどの部分がどのように動いているのかを理解します。

    1. のど仏の動きを理解する
    2. ごっくん筋の収縮を理解する
  • Step 2

    スムーズに飲み込めるよう、
    「のど」の動かし方を覚える

    無意識に行っている飲み込みを、意識的に力を入れて行えるよう練習します。のどをスムーズに動かすことができれば、楽に飲み込めるようになります。

    1. アニメーションを見ながら
      飲み込む練習をする
    2. 水を飲みながら練習する
  • Step 3

    余裕をもって飲み込めるよう、
    「のど」を鍛える

    のどの能力を高めておけば、
    のどの機能低下を防ぐことができます。
    のどを大きく力強く動かせるように「のどの予備能」を高めます。

    1. のどを上下に動かす
      • のどの可動域を広げます。
    2. のど仏を上げたまま止めて、
      ごっくん筋を鍛える
      • 嚥下筋(ごっくん筋)に大きな負荷をかけて鍛えます。

Sub training

のどを上下に動かす練習

のどを動かすのが難しい時に、まずこの練習を

  • 5分 今日ののどトレ

    1.高い声と低い声を交互に出す

    無理やり高い声を出すと、のど仏が上に動き、低い声を出すとのど仏が下に動きます。のどを触りながら行います。

  • 舌出しトレーニング

    2.舌を前後に大きく動かす

    舌を大きく前を出すと、のど仏が上に動き、舌を引っこめると出すとのど仏が下に動きます。のどを触りながら行います。

発声や呼吸など、のどに関連する機能を改善させる訓練

  • スライドボイス

    1.スライドボイス

    声質を改善させる訓練です。

  • ドッグブレスで誤嚥、窒息事故の予防!

    2.ドッグプレス

    呼吸機能を改善させる訓練です。

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