じつは、のどを動かそうとしても、多くの人はすぐには動かせません。
それは、のどを意識的に動かしたことがないからです。
一方で、ひとは無意識にのどを動かしています。
のどを動かすつもりはなくても、特定の動作をすることで、のどを動かしているのです。
のどを自ら動かすことができない人は、まず、無意識の動きで、のどを動かしてみましょう。
のどを動かせない人のために、2つのトレーニングを紹介します。
それぞれ、手を首の前に当てて、のどが上に動いていることを確認して行いましょう。
①口を大きく開けて、「か」という。
「か」と発音するためには、舌根を上に動かして、舌の奥の空間を狭める必要があります。口を大きく開けると、舌根を大きく上に動かさないと「か」と発音できないので、のどを上に動かすことができます。
②「おー」と低く大きな声を出した後、「いー」と無理やり高くて大きな声を出す。
「おー」と低く大きな声を出すと、のどが下に動きやすくなります。その後「いー」と無理やり高くて大きな声を出すと、のどを上に動かすことができます。
これらの練習をしながら、のどの動きは同じにして、声の大きさを小さくしていきましょう。声を出さなくても、のどを動かせることに気づくはずです。さらに練習を重ねると「か」や「い」を言わなくても、のどを動かせるようになります。
また、普段の生活の中でも、何かを飲み込む時に、のどやごっくん筋を触るにようにくせづけると、力の入れどころが分かりやすくなります。
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