2017年と2022年の日本人の死因を比べると、老衰と誤嚥性肺炎の死亡率が、それぞれ7.6%→11.4%、2.7%→3.6%と急激に上昇しています。
これは、コロナ禍により、高齢者の活動と高齢者への支援が制限されたため、高齢者の身体機能が低下したからです。
その中でも命に関わる嚥下機能の低下は、栄養不足による老衰や誤嚥性肺炎を引き起こすので、それが死因として現れました。
コロナ禍は終わりましたが、嚥下障害を予防する対策は、不十分であるため、今後も老衰と誤嚥性肺炎の死亡率は増加すると考えています。
歩行障害で歩けなくなっても、歩けないから命が奪われるわけではありません。
しかし、嚥下障害が重症化し、栄養補給ができないと、身体機能を維持することはできません。ですから、のどを鍛えて、嚥下機能を改善、維持することは非常に大切です。
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